女の子たちは本当に戦車が好きなのだろうか?

ガルパンやら艦コレやら、マイナーなところでは、シェイファー ハウンドとかいう戦車+女の子たち、もしくは軍艦+女の子たちという、私に言わせれば歪んだミリタリーブームが一大潮流をなしているようだが、いったいなんなんだろう?

 

確かに各国軍隊には、女性兵士が多数従軍している。それをとやかく言う気はないし、私のようなただの素人評論家風情より、遥かに立派な方々だと思う。

 

しかし、それと実戦は話が別だ。

 

もし、戦闘中捕虜にとられたら彼女たちの運命はどうなるか?

男性なら概ね想像がつくだろう。

 

先の大戦において、スターリンロシア赤軍兵士達は、ドイツ領内に侵攻するやドイツ人女性の実に9万人を強姦してのけた。大部分が抵抗できない民間人だ。

ただし断言するが、赤軍兵士達が特別残忍で無慈悲だったわけではない。

 

残忍で無慈悲なのは、いつの時代もどこであっても戦争それ自体なのだ。

 

ろくな時代考証も、野戦軍の作戦行動の調査もせず、ただ、可愛いからとかなんとかいう理由だけで、でたらめな女性部隊活躍記を描き、若者たちを誤った戦争観にミスリードするのはまさに亡国への道である。

 

良識あるメディアクリエイターを自認する業界の皆様には、猛省を促したい。