運命は決して平等ではない。そう、日当たりですらね……
多くの人々が 、どころか、地球全体規模の人々が集まって楽しいお祭りを行っているときなどに、必ずひとりやふたりは天邪鬼を決め込んで、あだこだけちをつけるという、真につまらない輩が往々にしているものです。
はい、すみません、私もその不届き者のひとりにございます。
以前から、様々な場所で言い続けてきたことなんですが、
私はパラリンピックが大嫌いです!!!
迷惑千万!!!
早期の大会中止を要求いたします!!!
理由は皆様方の心の中にもあるかもしれないし、無いかもしれません。
具体的にご説明しましょう。
よろしいか?
私はこんなシーンに直面した経験があるからなのです。
ところで、
パラリンピックの出場予選を勝ち抜いていくのは、至難の業でしょうね?
お身体に障害を負った身で、大変なご苦労をなさって勝ち抜いていかれるのでしょうね?
そんなスーパー障害者の方々が頑張っておられるのを、やはり障害者の子を持つ親が目の当たりにしますと、大抵の親御さんが判で捺したように同じことをお子さんに言うんです。
「パラリンピックを見てみなさい!みんな、あなたと同じ障害者なのに、あんなに努力してパラリンピックに出てくるのよ?
それなのにあなたはなんなの?
障害を持っているから、って言いわけばかりして、なんの努力もしないわね!
少しはパラリンピック選手のみなさんを見習ったらどう!?」
失礼ながら、
言葉すらほとんど出せない病状で、生きるだけで精一杯の我が子に対して、こんな、気違い染みた説教をする悪魔がたくさん現れるのを、私は実際見たんです!!!
某病院の閉鎖病棟で………………。
これでもパラリンピックは必要でしょうか?
数多くの、名も無い障害者たちを人柱にして行われているパラリンピックが…。
馬鹿が博愛主義者だと、こんな喜劇が起きるのです。